胡錦濤総書記は中国共産党第17回全国代表大会(十七大)で報告を行い、次のように強調した。
香港、澳門(マカオ)の復帰以来、「一国二制度」は実践を重ねた。事実が立証しているように、「一国二制度」の方針は正しいものであり、強大な生命力を持っている。この方針に基づき、中国の平和的統一を実現することは、中華民族の根本的な利益に符合する。
台湾問題の解決と祖国の完全統一は、全中国人民の共通の願いだ。「平和統一、一国二制度」の方針に従い、現段階での両岸(大陸部と台湾)の関係を発展させ、祖国の平和統一を8項目の主張で推進し、「一つの中国」の原則を堅持し、平和統一への最大限の努力をする。台湾の人民に希望を寄せる方針を決して変えることなく、「台湾独立」分裂活動に対して反対し、決して妥協しない。
「台湾独立」を訴える分裂勢力の活動は、海峡両岸関係の平和的な発展に重大な危害を加えている。両岸の同胞は、共同で「台湾独立」分裂活動に反対し、抑制に努めなければならない。中国の主権と領土保全は分割を許さない。中国の主権と領土保全に及ぶいかなる問題も、台湾同胞も含め、全中国人民が共同で決定すべきである。最大の誠意と努力を尽くして、両岸の平和的統一を実現し、いかなる人物、いかなる名目、いかなる方法であろうとも、台湾を中国から分裂させようと企図することは絶対に許さない。
「人民網日本語版」2007年10月15日 |