胡錦濤総書記は中国共産党第17回全国代表大会の報告のなかで、「小康社会(いくらかゆとりのある生活)」を全面的に実現するために必要な新しい措置について次のように述べた。
――われわれは、国内外情勢の新しい変化に適応し、各民族国民のより豊かな暮らしをしたいという新しい期待に応えなければならない。そのためには、経済社会発展の趨勢と規則を見据え、中国の特色ある社会主義の上に、経済・政治・文化・社会を建設するという政策理念を掲げた基本綱領を堅持し、中国共産党第16回全国代表大会が掲げた小康社会全面的建設という目標を土台として、わが国の発展に対して新しくより高い要求をして行かなければならない。
具体的な政策目標は次のとおり。
(1)協調性をさらに高め、経済の健やかで高速な発展に努力する。発展形式を転換し、構造改革・効率と利益の向上・環境保護の土台の上、2020年の一人当たりGDPを2000年の4倍にまで拡大する。
(2)社会主義民主政治を拡大し、人民の権益と社会の公平性をより確かに保障する。
(3)文化建設事業に力を入れ、全国民の素養を高める。
(4)社会事業(ソーシャルワーク)の分野を発展させ、国民の生活を全面的に改善する。
(5)環境に優しい文明を建設。エネルギー資源を節約し生態環境を保護する産業構造・成長方式・消費モデルを形成する。
「人民網日本語版」2007年10月15日 |