実兵・実弾演習「勇士2007」が25日、瀋陽軍区のチョウ南訓練基地で行われ、上海協力機構と東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国、および米国・英国・フランス・日本など35カ国の軍事オブザーバー55人が視察した。「中国新聞網」が伝えた。
「勇士2007」は瀋陽軍区の年次演習であり、いかなる政治的背景も帯びず、またいかなる国も標的にしていない。機械化歩兵師団の進撃戦闘の実兵・実弾戦術演習が課題で、機関の計画組織能力・部隊の戦術技術水準・全体的な作戦能力と戦闘態度の検証が主要目的だ。
今回は日本からも初めて士官2人が招待された。沖邑1等陸佐もその1人。演習を真剣かつ詳細に視察した沖邑1等陸佐は「相互信頼の第一歩は相互理解。日本の士官が中国の演習に招待されるのは、わたしにとっても日本にとっても初めてだ。今回の訪中で肯定的な印象を多く得た。両国・両軍間の相互信頼を深めるうえでプラスになるものと信じる」と語った。
「人民網日本語版」2007年9月26日 |