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両国専門家が語る両国関係  
本当の日本を理解すべき

 

中日国交正常化35周年に、独占インタビューを受けた日本の中国駐在公使の道上尚史氏によると、中日双方に偏見と誤解があって、このような誤解を取り除くため、中国の若者に「本当の日本」を理解させることは極めて重要であるという。

先入観を持たない

記者:昨年秋の安倍首相の訪中は「氷を打ち破った旅」とされ、今年春の温家宝総理の訪日は「氷を溶かす旅」と呼ばれた。「氷」とは?

道上氏:摩擦と誤解は親しい人でも避けられないものである。日中関係も例外ではない。双方には誤解と偏見があり、問題を大きな範囲に広げ、「氷」という状態となった。両国の指導者は、はっきりと両国関係の重要性を理解し、両国関係の発展妨害を排除することに力を尽くした。

記者:中国に赴任して3カ月、中国に対して、特に若者のイメージはどうか?

道上氏:よく大学を訪問し、若者と交流している。中国の大学生が勉強熱心な点と積極的に自己表現することに驚いた。日本の学生が中国の大学生を手本にするよう希望している。また、日本文化祭に参加した。大学生たちは日本文化、日本語にとても興味がある。学生が日本のアニメ、ポピュラー音楽に熱中するのを見てうれしかったが、全面的に現代の日本をより深く認識することが必要だと思う。

記者:全面的に現代の日本を理解するということは?

道上氏:世界各国は日本に高い評価をしている。この評価は、工業製品、アニメだけでなく、相手の実情によって援助し、資金を提供することや競争よりも調和を重視する精神によって、世界の尊敬を得たものである。中国が多彩な日本を理解し、批判は良いが、既成観念によらず、本当の日本を理解してほしい。

記者:長期に国民の間の信頼関係を築くことは困難と言えるが、この問題についてどんな考えを持つか?

道上氏:日本に行き、本当の日本を見た人は、日本に良いイメージを持つ人が多い。未来を背負う若者が日本に行ければいいと思う。日本政府は東アジアから日本へ、青少年6000人を招いている。今年は日中文化スポーツ交流年で、いろいろな活動を行う。先入観を持たずに、実際に日本人に触れ、話をし、一緒に食事をすることこそ最も重要である。

記者:中国政府は日本との交流を重視するのだろうか。

道上氏:確かに、6月に、胡錦涛主席は日中青年交流の重要性を強調した。胡錦涛主席は1984年に日本の訪中代表団を接待し、1985年に百人青年団の団長として、日本を訪問し、友誼の種を播いた。6月の青年交流活動において、参加者は人民大会堂で日本語の歌を4曲歌った。中国人民は本当の日本を理解し、日本の長所を認めようという姿勢を示し、私は鼓舞された。

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