七、国防と軍隊の建設

強固な国防を打ち立てることはわが国の現代化建設の戦略的任務であり、国の安全と統一を擁護し、いくらかゆとりのある社会を全面的に建設するための重要な保障である。国防建設を経済建設と協調して発展させる方針を堅持し、経済発展を踏まえて、国防と軍隊の現代化を推し進める。

毛沢東の軍事思想、鄧小平の新しい時期における軍隊建設の思想を導きとすることを堅持し、「三つの代表」という重要な思想を全面的に貫き、政治面で合格し、軍事面でしっかりした、作風が立派で、規律が厳しく、保障に有力であるという全般的要請に照らして、勝てること、変質しないことという二つの歴史的課題としっかり結びつけ、確固として揺るぐことなく中国の特色のある軍隊精鋭化の道を歩み、軍隊の革命化、現代化、正規化の建設を強化する。

終始思想・政治建設を軍隊の諸建設の首位に置き、人民軍隊の性格、本来の姿、作風を永遠に保つ。軍隊に対する党の絶対的指導はわが軍のいつまでも変わることのない魂であり、党が人民軍隊を指導するという根本的な原則と制度をなんら揺るぐことなく堅持しなければならない。

積極的防御という軍事戦略方針を貫き、ハイテク条件下における防衛戦闘能力を高める。世界における軍事変革のすう勢に適応し、科学技術による軍隊強化の戦略を実施し、質の面の建設を強める。教育・訓練を戦略的地位におき、科学技術による軍隊訓練をいちだんと繰り広げ、軍事大学・学校の建設を強化し、資質の高い新しいタイプの軍事人材を多数育成する。軍事理論を革新し、発展させる。機械化建設と情報化建設の二重の歴史的任務を達成するように努め、わが軍の現代化の飛躍的発展を実現する。

新しい歴史的条件の下で軍隊を治める特徴と法則を模索し、国防と軍隊建設の諸改革を推進する。軍隊の編制と構造を最適化させ、政策と制度を調整し、充実させる。軍隊の厳格な管理を堅持し、軍事法規体系を健全にし、法による軍隊管理のレベルを高める。勤倹を旨とする軍隊の建設を堅持し、海軍、陸軍、空軍が一体化し、軍用と民用を兼ね備え、平時と戦時を結びつけた後方勤務合同保障体制を構築し、完全なものにする。国防科学技術工業の体制改革を深め、民用産業が軍事産業に転換できるように堅持し、競争、評価、監督、激励のメカニズムを構築し、健全にし、自主的革新能力を高め、国防科学技術および兵器・装備の発展を速める。国防動員体制を充実させ、民兵と予備役部隊の建設を強化し、ハイテク条件下の人民戦争の戦略と戦術を発展させる。武装警察部隊は全面的建設を強化し、永遠に党と人民の忠誠な守り手となるようにしなければならない。

各クラスの党組織と政府、広範な人民大衆は国防と軍隊の建設に関心を寄せ、それを支持しなければならない。軍隊は国の建設を積極的に支持、参与しなければならない。国防教育を強化し、人民全体の国防意識を増強する。軍隊を擁護し、軍人の遺族と留守家族を優遇し、政府を擁護し、人民を愛護し、軍隊と政府、軍隊と人民の団結をうち固める。