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両国専門家が語る両国関係  
中日友好の春がいつまでも保たれることを願う

 

記者 今年の初め、あなたは日本国国際交流基金が主催した「2006年中国大学生訪日研修プロジェクト」に参加されたそうですが、ご感想を聞かせて下さい。

翁羡献 今年1月、私は「2006年中国大学生訪日研修プロジェクト」に参加しました。私にとっては、もともとテレビ、アニメと書籍を通じて日本を知るだけでしたが、今回は自主的研修の形でこの遥か彼方のあまりよく知っているとは言えない、伝統的でもあれば近代的でもある国を自ら体験するチャンスとなり、多くの収穫があったと思います。

20数日の研修を通じて、私の何よりもまずの感銘は伝統的な文化と近代的な文明が日本で完ぺきに融合しているということです。日本の文化は非常に特色があり、多くのものを受容し、みずから体系をなしていると言えます。にぎやかな都市の街頭をそぞろ歩いて、林立する高層ビル、便利な交通もあれば、古色豊かな茶道、和服などの伝統的で古典的な東方文化もあり、ほかでもなく日本民族の向上心と開放的な心理状態が魅力的な文化体系を構築したのだと思います。その次に、見聞を通じて、日本は互いに礼儀を尽くして譲り合い、文明で秩序のある国だと感じました。例えば、大通りの身障者のために作った視覚障害者のためのバリアフリーの道路、地下鉄・電車の中の身障者コーナー、公共施設で身障者のために用意してある車イス、およびさまざまなサービス業の顧客に対して礼儀正しいことがそれです。私達が助けを必要とした際、彼(彼女)たちはいつも親切にサービスして下さり、これらすべてに対し、私は深い感銘を覚えました。このほか、日本の大通りと路地では、いたるところで一列に並んでいる分別ごみ箱を目にすることができ、あらゆるごみはすべて異なった種類に入念に区別されるとともに、分別処理と回収再利用を行い、強い環境意識と環境保全意識は日本にさまざまな資源を効果的に利用することをさらに重視させています。

短時日の日本訪問の旅は私に多くの感慨を残すこととなり、その中には歴史などの問題に対する遺憾の気持ちも含んでいます。しかし、私は相互間のコミュニケーションと交流を通じて、両国青年の聡明さと才知を発揮し、これらの問題は解決できるものだと深く信じています。日本の中央大学および日中友好団体との交流の中で、私はコミュニケーションの重要性を感じ、コミュニケーションがあってこそはじめて誤解を解くことができ、交流してこそはじめて長所を取り入れ短所を補い、共通の発展とウィンウィンをなしとげることができるのだとますます感じることになりました。

(翁羡献氏は中国人民大学経済学院国際貿易学大学院生)

「北京週報日本語版」 2007年4月5日

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