北京市の劉敬民副市長(北京五輪組織委員会執行副主席)はこのほど、2007年を来年の北京五輪に向けた準備作業の「決戦の年」と位置づけ、次の6項目を重点課題に挙げた。
(1)施設建設
各競技施設・トレーニング施設は年内にほぼ完成し、テスト試合による検査を受ける予定。全37カ所の競技施設(うち北京に31カ所)は、一部の最終工程を除き、競技に必要な全ての基準を満たす必要がある。
(2)テスト競技
国際的なテスト試合を通じて、各競技施設の設備、技術設備、ソフトシステムのほか、北京五輪の運営システムもテストされる。今年は26件のテスト試合が行われる。うち13件は代理試合と国際試合を兼ね、残り13件は招待試合または公開試合。
(3)五輪運営体制を徐々に形成
年内に全施設の運営団体が組織され、テスト試合に参加する。
(4)開幕式と閉幕式の準備
開幕式と閉幕式の準備は、今年後半にはリハーサルの段階に入る予定だ。
(5)聖火リレーなど大型文化活動の準備作業が正念場に
トーチのデザイン、走者の服装、リレーのコースなど、聖火リレーの概観が年内に発表される。
(6)社会的関心が高い五輪ボランティアの募集
北京では昨年からすでに始まっているが、今年からは全国、海外、そして香港・澳門(マカオ)・台湾の住民も対象とし、指揮系統を含めて、五輪ボランティア団を組織する予定。
「人民網日本語版」2006年1月4日
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