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改革開放に関するキーワード:世界との付き合いの章
  ·   2018-11-21
タグ: 改革開放;世界との付き合い;キーワード
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「一帯一路」の建設 

「一帯一路」とは「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」の略称だ。20139月と10月に、習近平国家主席が中央アジアと東南アジアを訪問した際に、関連諸国とともに「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」を築くことを提案した。「一帯一路」建設は党中央が行った重要な戦略的政策決定で、次の段階での開放拡大を実施する上での重要な措置で、人類運命共同体の構築を推し進める重要な実践のプラットフォームだ。「一帯一路」イニシアチブは「政策上の意思疎通、インフラの相互連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の相互疎通」の実現を主な内容とし、「共同協議・共同建設・共同享受」を原則として、「利益共同体、責任共同体、運命共同体」の構築を目的としている。「一帯一路」は、平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道、文明の道の構築を目指すものだ。「一帯一路」の建設は関連各方面の共通の利益に合致し、地域規模での協力および世界規模での協力という流れに乗っているため、沿線諸国は積極的に中国の呼びかけにこたえた。5年来、100余りの国と国際機構が「一帯一路」の建設に参加し、それをサポートしており、国連総会や国連安全保障理事会などの重要な決議でも「一帯一路」建設の内容が取り上げられている。「一帯一路」建設は徐々に理念から行動へ、ビジョンから現実へと変わりつつあり、多くの成果をあげている。

「親睦・誠実・互恵・包摂(親、誠、恵、容)」の理念 

20131024日、習近平総書記は周辺外交活動座談会で、中国の周辺外交の基本方針は、あくまでも善意をもって隣国に接し、隣国をパートナーとすること、あくまでも隣国を仲間と見なし、隣国と親しみ、隣国を安心させ、隣国を豊かにし、「親、誠、恵、容」という理念を体現することにほかならない、と強調した。「親」とは、地理的に近く、人的に親しい友好の気持ちを固めることで、隣国との友好関係を堅持し、隣国同士が互いに気を配り合い、助け合い、平等に付き合い、感情を重んじ、しばしば会い、よく行き来し、人々の支持を多く得て、人々の心を温めることをたくさんして、周辺諸国がわが国により懇ろで、近づき、わが国をより認め、サポートしてくれるようにし、親近感、感化力、影響力を強めるということだ。「誠」とは、誠意をもって人に接して信頼を得るという「処世の道」で、周辺国家に誠心誠意に対応し、もっと多くの友人、仲間をつくることだ。「恵」とは、周辺諸国に利益をもたらす、互恵・ウインウインという協力理念を実践し、互恵協力の原則に基づいて周辺国家と協力し、さらに緊密な共通利益ネットワークを構築し、双方の利益の融合をより高いレベルに引き上げ、周辺諸国がわが国の発展から利益を得、周辺諸国の共同発展がわが国に役立ち助けとなるようにする、という意味だ。「容」とは、開放・包摂、小異を残して大同につくという大国の度量を示し、包容の思想をアピールし、アジア・太平洋地域という大きな「器」の中で、共同発展を目指し、さらに開放という胸襟を開いて、さらに積極的な態度で地域協力を促進するよう強調することだ。「親、誠、恵、容」という4文字の「{しんげん}箴言」は、新しい情勢下で中国が平和的発展の道を歩むのを堅持することについての生き生きとした宣言で、中国の長年にわたる周辺外交の実践についての透徹した総括でもある。

中国の特色ある大国外交 

中国共産党は中国人民の幸福を追求する政党で、人類進歩の事業のために奮闘する政党でもある。中国共産党は人類のために新たな、より大きな貢献をすることを終始自らの使命としている。201411月、習近平総書記は中央外事工作会議で、中国は自らの特色のある大国外交を行なわなければならないと述べた。党中央が明確に中国の特色ある大国外交を提起したのはこれが初めてで、そのため2014年を中国大国外交の元年と言う者もいる。第19回党大会報告は、中国の特色ある大国外交は、新型国際関係の構築を促し、人類運命共同体の構築を促さなければならないと強調している。そのため、中国は平和発展協力ウインウインの旗印を高く掲げ、相互尊重、公平正義、協力ウインウインを旨とする新型国際関係の構築を推進していく。中国は各国の人々が一致協力して、人類運命共同体を築き、恒久的に平和で、普遍的に安全で、共同に繁栄し、開放的包摂的な、清く美しい世界を建設するよう呼びかける。中国は独立自主の平和外交政策を揺るぐことなく実施し国の内政に干渉することに反対し、強い国が弱い国を虐げることに反対する。中国は決して他国の利益を犠牲にして自国の発展を求めることをしないが、正当な国益も決して放棄しない。いかなる者も中国の利益を損ねる苦い果実を中国にのみこませようなどという幻想を抱かないほうがいい。中国は防御的な国防政策を実施し、中国の発展はいかなる国にとっても脅威にならない。中国はグローバルートナーシップを積極的に発展させ、各国との利益の一致点を拡大する。中国は対外開放の基本国策を堅持し、あくまでも門戸を開いて建設を進める。中国は共同協議共同建設共同享受のグローバルガバナンス観に則って、国際関係の民主化を提唱し、引き続き責任ある大国としての役割を果たし、グローバルガバナンス体系の改革と建設に積極的に参与し、中国の知恵と力を絶えず貢献していく。中国が大国外交を実施する根本的な一点は、中国の視点から世界を見るだけでなく、世界の視点から中国を見て、世界の視点から世界を見るとともに、そのような積極的な双方向活動の中で鮮明な中国の特色ある大国外交の理念と外交の実践を示すことだ。

人類運命共同体を構築する 

中国共産党第18回党大会以降、習近平総書記は人類の歴史の発展過程の高みに立ち、大国の指導者としての責任感をもって遠い将来を見通し、国際と国内の重要な場で100回以上人類運命共同体に言及した。中国共産党第19回党大会報告は、各国の人々が一致協力して、人類運命共同体を構築し、恒久的に平和で、普遍的に安全で、共同に繁栄し、開放的包摂的な、きれいで美しい世界を建設しようと提起している。そのためには、△相互に尊重し合って対等な立場で協議し、冷戦思考と強権政治をきっぱりと捨て去り、「対抗ではなく対話、同盟関係ではなくパートナーシップ」という国際関係の新しい道を歩むべきだ。△対話による紛争の解決と協議による対立の解消を堅持し、伝統的伝統的安全保障上の脅威への対応を総合的に考え、あらゆる形のテロリズムに反対すべきだ。△一心同体となって、貿易と投資の自由化円滑化を促し、経済のグローバル化がいっそう開放的包摂的互恵的均衡ウインウインな方向に発展するよう後押しすべきだ。△世界の文明の多様性を尊重し、文明間の隔たりを文明間の交流によって克服し、文明間の衝突を文明間の学び合いによって克服し、文明間の差別を文明間の共存によって克服すべきだ。△環境を大切にする姿勢を堅持し、協同で気候変動に対応し、人類の生存基盤である地球を守るべきだ。

全面的開放の新たな枠組みづくりを促す 

改革開放以来、中国は対外開放の基本的国策を堅持し、対外開放の広さと深さを不断に切り開き、閉鎖・半閉鎖から全方位的な開放への歴史的転換を実現した。第18回党大会以来、習近平同志を核心とする党中央は対外開放理論と実践の革新を積極的に推進し、中国と世界の関係はますます緊密になり、中国が世界に溶け込む度合いはますます深くなった。近年、「1(上海)+3(広東・天津・福建)+7(遼寧・浙江・河南・湖北・陝西・四川・重慶)」自由貿易区の深いレベルでの推進、「一帯一路」イニシアチブの全面的な実施から、外資の積極的な利用、対外投資の規格化の先導、開放型の経済新体制の構築まで、中国の全方位的な対外開放の新たな枠組みが正式に確立された。201510月、中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議は、陸海・内外が連動し、東西双方向開放による全面的開放の新たな枠組みを築かなければならないと明確に提起した。201710月、第19回党大会報告は「全面的開放の新たな枠組みづくりを促す」ことを打ち出し、「開放は進歩をもたらし、閉鎖は遅れを招く」「中国の開放の扉が閉ざされることはない。それはますます大きく開かれていくだけだ」「中国は対外開放の基本的国策を堅持し、国の門戸を開いて建設を行うことを堅持する」「より高いレベルの開放型経済を発展させる」と強調し、新時代の中国は開放しなければならないか、どのような開放をすべきか、どのように開放をより良く推し進めるか、などの重要な命題に系統的に回答した。全面的開放の新たな枠組みづくりを促すための主要任務と重要措置には、「一帯一路」建設の着実な推進、貿易強国建設の加速、外商投資環境の改善、地域開放の配置の最適化、対外投資協力の方法の革新、貿易と投資の自由化・便利化の促進が含まれている。

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