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戦後国際秩序の視点から見た中国軍事パレード

 

米国とその国内利益集団は自分たちに有利な既存の政治構造を守るため、メディア宣伝を通じて中国とロシアの世界反ファシズム・抗日戦争記念動を過小評価し、面目を失わせようとした。日本はこの機に乗じて史について肝心な点を避けその場逃れの態度を示し、さらにはパン・ギムン氏が国連事務総長の身分で軍事パレードに出席するという情理にかなった行為に対して、不当な疑問を差し挟み、これを非難した。 

米国メディアが中国の軍事パレードに出席した国家指導者についてとやかく言うのはナンセンスだ。5月9日のモスクワ赤の広場での軍事パレードにおいても、9月3日の北京天安門での軍事パレードでも、米国は同盟国に対し米側につくよう圧力をかけてきた。それが証明しているのは、米国が史の枠組みと野に欠け、世界反ファシズム・国主義の歴史を尊重していないということだけである。米国は自国を中心とした西側体系を「国社会」だとし、なにかというと結託してある国を孤立させたり、また別の国を非難したりして、国家間に政治の良からぬ雰囲気を作っていながら、道徳的に高い見地にいると自惚れている。 

米国メディアは中国の軍事パレードの目的を「筋肉を誇示する」ことだとしたのは、さらにでたらめな話だ。他国の玄関先でさまざまな軍事演習を行って「筋肉」を最も誇示し、長期にわたって他国の周辺で戦闘機や軍艦の「近距離偵察」と「巡邏」を行っている米国には、これを理由に世界のいかなる国のことも非難する資格はない。 

中国が軍事パレードで世界に伝えたのは、第2次世界大戦秩序を守るという決意である。われわれは平和を愛し、平和な国内外境を大切にし、国の事力を正当に使用して世界平和を守る。だが時に、自国の国土の安全と世界における合法的権益を守るだけの十分な能力も有している。中国が再び第2次世界大戦の悲劇に見舞われることはない。

「北京週報日本語版」2015年9月11日

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