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新聞記者から日本語教師に「中国の若者に日本理解の手掛かり与えたい」

      本誌日本語専門家 勝又あや子 

寧夏回族自治区は中国北西部に位置する。日本との間に直行便はなく、北京からも飛行機で2時間近くかかり、日本との物理的な距離は近いとは言えない。だが、寧夏と日本の関わりは意外に強い。数こそ多くはないが、寧夏に滞在して各方面で活躍する日本人もいる。北方民族大学で日本語を教える目黒精一さんはそのうちの1人だ。 

目黒精一さん。賀蘭山へ岩絵を見に行った時のスナップ(目黒さん提供) 

意外に密接な寧夏と日本のつながり

日本人にとって寧夏はあまりなじみのない場所かもしれない。日本人が寧夏や銀川と聞いて思い浮かぶのは、おそらく砂漠や西夏王陵くらいなのではないだろうか。だが、寧夏の人々にとって日本人は比較的身近な存在だ。特に島根県との友好関係はよく知られており、今回の寧夏訪問でも、私が日本人だと分かると多くの人が「寧夏は日本の島根県と姉妹関係にあるんですよ!」と教えてくれた。

寧夏回族自治区は日本の島根県と1993年に友好県区協定を締結。それ以来、植林や水環境改善などさまざまな分野で交流を続けている。民間の交流は友好県区協定以前から続いており、寧夏大学と島根大学との交流を皮切りに、留学生の受け入れ、ボランティアによる植林事業など市民交流も盛んだ。また、JICAの草の根技術協力事業でも年に何度か寧夏を訪問し、家畜の糞尿処理や汚水処理の技術指導を行っている。

寧夏回族自治区の王和山副主席も、「日本からは防砂や植林関係で毎年多くの専門家がサポートに来てくれている。また多くの植樹ボランティアが寧夏を訪れている」と話す。実際に日本人との身近に接した経験を持つ人もいる。寧夏回族自治区共産党委員会宣伝部対外宣伝処の田謹さんは、「子供の頃、隣に住んでいたのは日本人一家でした。子供どうしよく一緒に遊びました。カレーをご馳走になったりしましたよ」と懐かしそうに当時を振り返る。  

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