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「ACGで中日友好を」中国の若者が呼びかけ

「人が命を失っても、戦争で訴えたいものは何ですか。利益、正義、それとも、ただ殺された人のための復讐ですか。もし戦争が起これば、必ず誰かが殺されます。殺された人のため、また誰かを殺します。こうして戦争は永遠に続きます。その戦争の傷はどれほど大きい勝利でも癒せません。私は心から日中関係の平和を祈ります」。

すると2日目、意外なことに、ある日本人が私のコメントに返事をくれたのです。

「私もそう思いますよ」。

返事は大変短いものでしたが、私にもたらされた感動は大きかったです。ACGがきっかけで日本人と交流できることには驚きましたが、より収穫だったのは日中の平和を祈っているのが私だけでなく、日本人の中にも中国に好意を寄せている人がいることが分かったことです。その後、ACGがきっかけで何度も日本人と交流する機会を得ました。互いに好きなアニメについて話し合っていると、様々な共通点が見つかりました。国籍が違っても、彼らは私の周囲の友達と全く同じです。交流した後、中国人への印象が変わったと私に言ってくれた日本人もいます。日本語学部の一学生にすぎない私ですが、自分の力が少しでも役立った気がして、嬉しかったです。

今の日中関係悪化の原因は、政治の原因以外に、双方の理解不足も原因の1つだと考えます。中日戦争の暗い影の下で、日本人全員が悪いと思っている中国人は少なくないでしょう。しかし、これは事実ではありません。現在、中国人に人気がある日本のACGにはこのような誤解を解く力が秘められています。好きなACGについて話し合いながら、相手国の姿を確認し合う、これは新たな文化交流の形になるかもしれません。

  そして、日本語を学ぶ学生は可能な限り、日中の交流を深めていくべきだと思います。例えば、定期的に日本のACGマニア大会を開催するなど、同じ興味を持つ日本人と中国人を誘い、私達が通訳として、彼らの交流の手助けをすれば、きっとみないい友達になれるはずです。小さなことから努力すれば、きっといつか日中関係がよくなると思います。

  『ガンダムSEED』のラストのように、永遠の平和を祈ります。 

※ 本文は、第10回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「『御宅(オタク)』と呼ばれても」(段躍中編、日本僑報社、2015年)に掲載された姚儷瑾さんの作品「ACGと日中関係」を編集したものである。作文は日本僑報社の許可を得て掲載している。(本誌記者 繆暁陽)

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