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「アジア太平洋の夢」をともに築こう

軽視できない障害

青海省主任委員の馬志偉氏は次のように指摘している。依然として政治制度、文化、価値観などの衝突をなくすことができず、加えて地政学的関係が複雑で、情勢がよく変わり、対立が多く、多くの予見できない要素が存在しているため、「アジア太平洋の夢」をこの地域における各経済体において歩調を合わせて推進することはできないが、だからといって困難を恐れて前へ進まないわけにはいかない。中国は他国と目的ある突っ込んだ協力を通じて、アジア太平洋地域の最終的協力を促進するべきだ。例えば、協力交流を以て安全を促進することができる。  

中国シルクロード経済ベルトの構想は独立自主の平和外交思想を具現している。中国はそれによって米国などアジア太平洋諸国とシルクロード沿いの国々との政治、経済、文化、軍事などの面における全方位的協力交流を一段と強化し、協力交流地域を拡大し、地域協力交流の分野と範囲を深化し、世界の主要パワーとの対立や衝突をできるだけ避け、安定した周辺環境をけん引し、形成させ、アジア太平洋地域の経済繁栄を促進することができる。  

「われわれは安定を目的とした協力と交流を深め、促進することができる」と馬志偉氏は語る。  

現在、「3つの勢力」(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)が長期にわたって中央アジア地域で暴虐をほしいままにし、一部の国の情勢は依然として激動しており、インドとパキスタンのカシミール領有権をめぐる紛争はいつでも軍事衝突を誘発する可能性がある。これらの衝突と対立、それに加えて地域外の政治的勢力の扇動もあって、中国及びシルクロード沿いの国々に深刻な安全面での脅威がもたらされている。中国はシルクロード経済ベルトの構築を通じて、関連各国との貿易を促進すると同時に、東西文明の交流と融合にも役立ち、異なる民族、文化、人種間の相互寛容を促進し、それによって過激派、テロ活動、国際犯罪の温床を根絶し、マイナス要素を最大限に取り除き、地域の安全を増強し、安定を促進することができる。

「北京週報日本語版」2015年4月2日

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