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悲劇を繰り返してはならない
 次に、都市の安全保障任を担う警察は、公共の所に対する安全警戒をさらに強化しなければならない。こうした警戒には、犯罪行だけでなく、公共の所の活動における突発事故に対する警戒も含まれる。例えば、ある場所に人が殺到し身動きが取れなくなった場合警察は表面には表れていない危険を速やかに発見するだけでなく、その危険が事故につながるのを防ぐ能力を備えるべきだ。

 上海警察当局の微博(ミニブログ、中国版ツイッター)によると、外灘の場に人が殺到し身動きが取れなくなった時、警察はすでに監視カメラで異常を察知しており、誘導のため人が密集した場所に警官を向かわせていた。しかし効果には限りがあり、一部ニュース映像を見ると、ある警官はほとんど哀願に近い口調で「お願いですから押し合わないでください」と言うしかなかった。警察が当もっと効果的な方法で人員誘導をすることができていたら、例えば人込みに向かって行こうとする人々にスピーカーで危険を知らせていたとしたら、劇は起こらなかっただろう。事故現場で何人かが「下がれ、下がれ」と大声で叫ぶ声がしたからこそ、後ろにいた人々が前方の危険に気付き、より大きな死傷事故を防げたことは、事実が明している。 

第三に、都市管理者は公共の所でのイベント情報に関する透明度を高めなければならない。祝賀や記念、観光など公共イベント人類社会に当たり前に存在する欠かせない活動だ。どの国も同様の大型イベントを催しており大勢の群衆が集まる。開催場所や路線、人数、交通規制状況など公共イベント情報が透明であればあるほど、事故生率は低くなる。 

大みそかにこれほど多くの人が灘に集まったのは、1つの目的のためだ。新年カウントダウンのライトアップショーである。外灘では年越しのライトアップショーがすでに3回行われており、開催者、上海市政府、警察ともにライトアップショー開催時の灘の人々の密集度を知っている。過去3回は外灘で将棋倒し事故が起きなかったのに、今年だけ事故が起きたのは、偶然ではなく、情報が行き渡っていなかったことによるものだ。今年は外灘で年越しのライトアップショーを行わず、開催地が外灘からそう遠くない源に変更になっていたからだ。しかし人々はこのことを知らず、例年通り外灘に集まった。そして彼らが外灘でライトアップショーをやらないことに気づき、急いで外源に移動しようとした時、同じように事情を知らずにライトアップショーを見ようと外灘にやって来た人々と、十数段ある階段の上でぶつかってしまったのだ。この時、多くの警官は外源に配置されており、問題に気付いて現場に駆け付けたその時には、劇が起こるのを避けることができなかった 

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