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中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議コミュニケ

全会は、法に基づく国家統治の全面的推進の重要任務を明確にした。重要任務とは、◇憲法を中核とする中国の特色ある社会主義法律体系を充実させ、憲法の実施を強化する、◇法に基づく行政を深く推し進め、法治政府の建設を急ぐ、◇公正な司法を保証し、司法の信頼度を高める、◇すべての人民の法治観念を強め、法治社会の建設を推進する、◇法治人員陣の構築を強化する、◇法に基づく国家統治の全面的推進に対する党の指導を強化・改善する、ことである。

全会は、法律は国家統治の宝(最も重要なもの)であり、良き法律は善き統治の前提である、と指摘した。中国の特色ある社会主義法治体系を整備するには、あくまでも立法を先行させ、立法のもつ舵取りと推進の役割を発揮させ、立法の質的向上というキーポイントをしっかりと押さえなければならない。人民主体、人民のための立法という理念を固く守り、社会主義の中核的価値観を貫いて、すべての立法が憲法の精神に合致し、人民の意思を反映し、人民の支持を得るようにする必要がある。公正・公平・公開の原則を立法の全過程に徹底させ、立法の体制・仕組みを完全なものにし、法律の制定・改正・廃止・解釈の並行推進を堅持し、法律・法規の適時性・系統性・的確性・有効性を高める必要もある。法に基づく国家統治を堅持するには、まず憲法に基づく国家統治を堅持しなければならず、法に基づく執政を堅持するには、まず憲法に基づく執政を堅持しなければならない。憲法の実施・監督制度を完全なものにし、全国人民代表大会およびその常務委員会が憲法の実施状況を監督する制度を充実させ、憲法解釈の手順と仕組みを健全化する。立法体制を整備し、立法活動に対する党の指導を強化し、立法活動における重要な問題に対する党の意思決定のプロセスを整え、立法権のある人民代表大会が立法作業を主導する体制・仕組みを完全なものにし、区の置かれている市に法律に基づいて地方立法権を与える。科学的な立法、民主的な立法を深く推し進め、立法項目の募集・論証制度を充実させ、社会の各方面が立法機関主導のもとで秩序正しく立法に参加できるルートと方式を整えるとともに、公民が秩序正しく立法に参加するためのルートを広げていく。重点分野の立法を強化し、権利の公平、機会の公平、ルールの公平を具現化した法律制度の充実化を急ぎ、公民の人身権、財産権、基本的な政治的権利などの諸権利の不可侵を保障し、経済・文化・社会など各方面における公民の権利の尊重を保障する。立法と改革の政策決定を結びつけて、重要な改革にはすべて法的根拠があり、立法が改革と経済・社会発展の要請にすすんで応えるようにする。

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