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現代文明社会におけるユイグー族文化の伝承

      本誌記者 哇春芳

「以前は日干し煉瓦の家に住んでいたが、今では多層階の建物に住むようになり、前は電気が通じなかったが、今は洗濯機や冷蔵庫も使えるようになった」。郭玉蓮さん、郭金蓮さん姉妹は心からの笑顔で今の幸せな生活ぶりを語った。2人は、これらは全て中国政府の富民政策のおかげだと考えている。

どちらも60歳を超えている姉妹は、中国少数民族の1つであるユイグー(裕固)族で、無形文化遺産のユイグー族民謡の伝承者である。2人は小さい頃から甘粛省張掖市粛南県の小さい村で暮らし、10年余り前、粛南県の県政府所在地にある定住地に移住してきた。

祁連山脈の麓にある張掖市粛南県は中国最大のユイグー族集中居住地域である。1980年代中頃、農牧民の生活条件を大いに改善し、貧しい辺境地域の受診難、外出難(交通が不便)、就学難、就職難などの問題を解決するため、中国政府は人口が比較的集中し交通が相対的に便利な郷鎮に定住地を大規模開発し始め、これら地域の教育、医療、文化施設の整備に努力している。粛南県の定住地はこのような背景下で出来たものだ。

今、県政府所在地に定住し物質的生活には満足している姉妹だが、ユイグー族文化伝承の問題に対する内心の憂慮は隠そうとしない。「私たちはユイグー語が話せ、息子や娘もだいたい話せるが、孫の世代になると話せる人は少なくなる。このままいくと、さらに次の世代には誰も話せなくなってしまうだろう」と姉妹は話す。粛南ユイグー語は、東部ユイグー語と西部ユイグー語の2つがあり、西部ユイグー語はアルタイ語系テュルク語族、東部ユイグー語はアルタイ語系モンゴル語族である。郭玉蓮さんと郭金蓮さん姉妹が話すのは東部ユイグー語だ。

姉の郭金蓮さん(右)と妹の郭玉蓮さん(左)

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