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日中国交回復40周年はわだかまりとかす絶好の機会

                    ~日本の首相の南京訪問に期待する~

                     

            斎藤文男(南京大学日本語学部専家)

 

2012年は日中が国交を回復してから40周年となるが、南京大虐殺事件からは75周年の節目の年でもある。これだけの年数が経過しても、日中両国民の間にはわだかまりがなくなっていない。南京事件が心の奥底にマグマの」ように残り、事あるごとに火山のように噴火を繰り返している。わだかまりを解消するには、この節目の年に日本の首相が南京を訪問し、犠牲者に献花をする儀式が必要である。11年の暮れも押し詰まった12月25日、26日に北京で日中首脳会談が行われた。2日間の会談で双方は「戦略的互恵関係の深化で一致した」という。首脳会談は当初、12日、13日に予定された。13日は南京市で「大虐殺74周年記念追悼式典」があり、野田佳彦首相が南京訪問か、という風評も流れた。当初の日程は延期されうわさだけに終わったが、風評だけに終わらせず、節目の今年に南京訪問をぜひ実現してほしい。

5000人が参加して開かれた「南京大虐殺74周年記念追悼集会」

◇事件の記憶新たな中国と風化する日本◇

南京事件は両国で事あるごとに問題となる。毎年12月13日に追悼集会が南京市の「大虐殺記念館」で開催されていることを、多くの日本人は知らない。南京市の地元の新聞では1週間ほど前から連日事件に関する記事が掲載されている。しかし、日本のメディアでは、毎年、ほとんと取り上げられていない。南京市内にいる日本人ですら、12・13がどのような日なのか知らない人も多い。

私は南京に滞在している2001年から、毎年この日の集会に参加している。同記念舘は1985年に開館した後、南京事件65周年(02年)には、記念館近くにある莫愁湖の湖畔に65台のピアノを並べて鎮魂の曲を演奏した。66周年(03年)には、重さ6.6トンで66周年を示し、口径1.937㍍では1937年を表し、3メートルの石柱の上に0を示す輪が5つあり30万人を意味する「和平大鐘」と名付けられた平和の鐘が設置された。

70周年(07年)には、記念館の敷地を約2ヘクタールから3倍以上の約7ヘクタールに拡大、展示面積も約800平方メートルから12倍以上の約9800平方メートルに増やした。写真は従来の6倍近い3500枚、被害者や旧日本軍の遺留品約3000点を展示してリニューアル開館した。節目の年ごとに施設や展示資料を整備して事件の記憶を新たにする中国側の姿勢と、年々事件が風化しつつある日本との差は広がるばかりだ。70周年では、中国でさまざまな記念行事や映画などが製作され、反日感情が高まるのではないかと日本のメディアも関心を示したが、ニュースの扱いとしては冷淡だった。

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