交通警察:飲酒運転行為に対して一切容赦なし
市民はまた、権力者や金持ちは飲酒運転で重大事故を起こさない限り「状況が軽微」を理由に刑を免れることができるのではないかと心配している。有名ミュージシャンの高暁松が飲酒運転で逮捕された後、ネット上で、有名人は飲酒運転しても深刻な結果を招いていないことを理由に罰金さえ払えば服役しなくてもすむのではないか、と懸念された。

5月17日、北京市東城区法院で、飲酒運転で逮捕された有名ミュージシャンの高暁松の飲酒運転事件が審理された (公磊撮影)
ある交通警察は記者に、交通管理部門は一貫して飲酒運転行為を一切容認せず、「高圧線」を設けて取り締まってきた、と語る。この「高圧線」に触れた者は誰であっても絶対に容赦しない、という。
飲酒運転への刑罰適用後、法執行過程の厳格さを確保するため、各地の交通管理部門は厳格な飲酒運転事件処理手順と基準を策定した。飲酒運転ドライバーを取り締まる際には、容疑者全員に血液検査をして証拠を取るだけでなく、こまごまとした尋問、記録や事件報告などの手順を踏まなければならない。「交通管理部門は厳格に飲酒運転を取り締まっているのに、飲酒運転ドライバーの最終処罰で大きな自由裁量権ができてしまった。これは一種の矛盾ではないだろうか?」交通警察は「慎重な刑罰適用」という観点は「さっぱり分からない」と言う。
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