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インフレは依然、経済最大の潜在的懸念

 

多くの要素がインフレをもたらした

2009年9月から、国際金価格は何度も新高値を更新したが、ゴールドアクセサリーは依然として消費者に絶大な人気がある。写真は浙江省徳清県にある中国黄金社の店舗でゴールドネックレスを選ぶ消費者(倪立芳撮影)

姚景源氏は、物価上昇の原因は主に4点あると見る。先ず、輸入である。米国の大規模な通貨発行が国際的な主力商品の価格を引き上げ、その一方、中国は主力商品の大量輸入国であるため、輸入によるインフレは防ごうにも防ぐことができない。次に、通貨の過多な発行である。09年の貸付残高は9兆元。この時に適度な金融緩和政策を講じていなければ、中国が率先して危機から脱することはなかっただろう。だが、そのために代価を払わなければならなかった。第3に、農業基盤が脆弱である。第4に、市場の秩序に問題があり、一部企業が独占的な利益を追求している。

興業銀行資金営業運営センターチーフエコノミストの魯政委氏は、今回のインフレにはそれなりの特殊性があると話す。労働者の賃金が上がるに伴い、過剰な生産能力が物価に及ぼす抑圧は弱まりつつある。食品やエネルギーを除くその他のCPIも上昇しており、工業関連のCPIも上昇しているが、08年ですらこのように鮮明な兆しは見られなかった。

北京師範大学経済・工商管理学院教授、金融系主任の賀力平氏はCPIの変動について、「第1は、一部の外部で発生した、暫定的な要素がもたらす変動。第2は、人びとのインフレへの予想に影響を与えた後、再び社会経済におけるその他の経済的変数に影響を及ぼして持続的な上昇を実現する意外性のある変動の2つの部分に分類すべきだ」と主張する。

「中国の現在のインフレは、コスト押し上げ型のインフレだ」。汪同三氏はこう強調した上で、「この問題は恐らく改革開放30年来で初めて直面したものであり、過去に主に対応したのは需要けん引型のインフラだった。例えば90年代初めや03年のインフレ圧力は、いずれも需要のけん引がもたらしており、中国もこの種のインフレへの対応が主だった」と指摘。

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