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ケンタッキー、中華ファストフードに参入

 

本誌記者  譚 偉

ケンタッキーフライドチキンの中華ブランド「東方既白」が、上海に13店舗を開店したのに続いて3月4日、北京に進出するとともに、北京首都空港の新しいT3ターミナルビルにオープンし、40の有名ブランドと肩を並べてオリンピック客を迎えることになった。

3月18日、ヤム・ブランズ(百勝全球餐飲集団)は、中国事業部の蘇敬軾総裁を同グループの取締役会副主席に任命したことを発表した。同時に、蘇敬軾氏は引き続きヤム・ブランズ中国事業部の総裁として、中国大陸部、中国台湾、タイの関連企業の責任者に留まることになる。

ヤム・ブランズの取締役会主席兼CEOであるデヴィッド・ノヴァク氏は、蘇敬軾氏が中国事業部を管轄するようになってから、その傑出した理念と管理手法によって、異なる飲食業の分野で次々と先端ブランドを打ち立て、同グループの世界的規模での急速な発展を力強く推進したと評価している。

なかでも蘇敬軾氏が最も誇りとしているのは、彼が創設した中華ブランド「東方既白」だ。これはケンタッキーフライドチキンと同じ傘下にある中華ファストフードのブランドで、その名称は蘇軾(蘇東坡)の「赤壁の賦」に由来し、客が美食を味わう楽しみを表した言葉だ。05年初めからこれまでに、「東方既白」は上海で13のチェーン店の標準化を実現した。同じオレンジ色を主体とした色調に、同じ木製のテーブルと椅子、同じメニュー、同じく90秒でできる同じ牛肉麺。「東方既白」はヤム・ブランズという強大な物資供給網と物流配送網をバックに、各店舗で商品化される野菜をその日のうちに出荷し、その日のうちに調理して提供する。そして、温度変化によって皮が破れやすいワンタンは、常温の在庫センターと冷凍コンテナで保存されるとともに、配送の際に最も適した温度と時間を実験によって導き出した。

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