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国家民族事務委員会文化宣伝司と教育部言語・文字情報管理司が共催し、中央民族大学が主宰する中国少数民族言語・文字事業の成果展、民族の言語・文字に関する国際学術シンポジウムが先ごろ北京で盛大に開催された。
会期は5日間。「調和のある言語生活を構築し、優れた民族文化を発揚しよう」をテーマに、全国規模の少数民族言語・文字事業の成果展が開かれたのは今回が初めてだ。元文化宣伝司副司長の陳家才氏によれば、民族の言語・文字事業を系統的に展開している13の省・自治区のうち、今回は12省・自治区が参加し、報道・出版、放送・影像、古書の整理や翻訳、書法などの分野で優れた成果を発表した。
展示会の最終日、中国民族言語学界で権威ある学者、孫宏開教授が自らの経験を踏まえて少数民族の言語・文字を保護する重要性について講演した。
「05年、私は四川省甘洛県で爾梭(アースオ)語のチベット方言を調査しましたが、中国医薬の名称におよそ170種が記録されているだけでした。現地の人は、治療の面で独自の方法があって、彼らが使う一部の名称は漢語には翻訳できません。ただ、これは非常に希なケースです。多くの小数民族に特有の文化はまだ発掘されていませんが、言語や文字はそれを発掘するうえで役立つ工具となるものです。現在、多くの少数民族の言語はいずれも年配者が話したり、彼らの記憶に残ったりしているだけで、もし、こうした資源をすぐにでも保存し、記録しなければ、多くの文化は消滅してしまい、取り戻すことができなくなるでしょう」と強調した。
陳家才氏は「政府は少数民族の言語・文字の保護事業については主に、2つの面から着手しています。第1は、少数民族地区での漢語教育を強化し、言語での平等な政策を貫徹することです。少数民族の言語・文字の学習、使用と発展を推進する一方で、漢語の学習を奨励・支援して、少数民族の言語と漢語の調和の取れた発展を促進するというものです。第2は、使用されている少数民族の言語を保護し、発展させる努力をすることです。絶滅の危機にある少数民族の言語については、積極的に保存、記録することで、後の研究に貴重な資料として残していく必要があります」と強調した。
今回の展示会では、清華情報科学・技術国家実験室が展示した「統一プラットフォームでの少数民族文字(モンゴル・チベット・ウイグル・カザフ・キルギス・朝鮮)文書識別に関する総合システム」が大きな関心を呼んだ。8年におよぶ技術的難関を突破して、同システムは07年初めに開発に成功。文字識別技術の発展(OCR-Optical Character Recognition)の重要な成果であり、内外のこの分野での空白を埋めるものとなった。
起源と体系の違いから、各少数民族の文字には大きな差があり、とくにウイグル文やモンゴル文では、その連続書写を正確に識別するのは難しい。また、民族の文字と漢語、英語が混在したファイルの識別も大きな難題だ。「統一プラットフォーム少数民族文字識別システム」では、「非線形組合文字符号識別法」を採用しているため、少数民族文字を切り離した上で識別することで、少数民族文字の長さ、幅と位置の変化といった多端での難題が比較的解決されたため、識別率は96%以上に達した。また、スキャンなど光電気装置で入力された文字・画像もコンピューターで検索できる文字コード情報に転換できることから、ペーパーファイルを電子ファイルに転換できる有力な手段となり、わが国の少数民族言語・文字の情報化はさらに促されるだろう。
「北京週報日本語版」2007年12月10日
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