積極的に平和維持行動に参加
国連の平和維持行動に対する中国の政策と行動は、当面の国際情勢に対する分析と考慮と切り離すことができず、安保理常任理事国の1つとしての中国が使命に対する厳かな認識と切り離すことができない。中国は今や、国連の「参与者、建設者、維持者」として、国連の平和維持の使命を含むすべての活動に参加するとともに、それのために奮闘してやまないのである。国連の平和維持行動は1948年からすでに約60年の歴史があり、実行した60数件の使命は少数を除いて、著しい成果があると言え、国連の歴史になみなみならぬ1ページを添えることになった。現在、国連平和維持人員はすでに10万人に達し、毎年の予算も45億ドル以上にのぼる。数字からもそして使命の神聖さから見ても、国連の平和維持行動は国連にとっては非常に厳かな使命の一つである。中国は平和維持行動を実行してきた15年間において、あわせて平和使命を16回も実行し、平和維持人員累計6000人を送り出し、関連する地域はアジア、中東、アフリカ、ラテンアメリカとヨーロッパにあまねく分布している。現在、バン・ギムン国連新事務総長はすでに平和維持軍に対し重要な調整を行い、国連の平和維持行動の役割を強力に発揮させるために地ならしをした。私達は、平和維持軍が調整を通じて規律性を強化すると同時に、さらに腐敗現象をなくし、それに引き続き大きな役割を本当に発揮させることを心から望むとともに、中国はそのために引き続き努力することであろう。
資料
中国の平和維持人員の分布 1. アジア:カンボジア、東ティモール。 2. 中東(西アジア地域を含む):国連停戦監督組織、イラクとクウェート、レバノン、西サハラ。 3. アフリカ:ナミビア、モサンビーク、リベリア*、シエラレオネ、コンゴ(キンシャサ)* 4. ラテンアメリカ:ハイチ 5. ヨーロッパ:ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ説明:1.中国はあわせて16件の平和行動にたずさわり、平和維持人員約6000人を派遣した。そのうち、アジア地域では2件、中東地域(西アジア地域を含む)では4件、アフリカ地域では5件、ラテンアメリカ地域では1件、ヨーロッパ地域では2件。 2. *は2回派遣したことを示す。
「北京週報日本語版」2007年5月8日 |