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青空の下の広場

 

人類の文明の発展及び都市文明の歴史をヒモ解いてみると、ほぼ全ての人類が一定の面積を有する公共空間を生み出し、集積をつづけてきた。祭事やその他の重要な行事が催される度に、部落中の人たちがこの場所に集い揃うことになった。人類の文明の発展に従い、こうした公共空間は交通や組織の結社、商業や市場など様々な役割をも果たし、空間の面積や交通の便、建築物の設計に至るまで重要な進歩を重ね、現在の都市広場を形成してきた。一つの都市の中心ともいえる広場は、往々にしてその土地や民族の特色を包含し、そしてまた様々な彫塑や記念碑、貯水池などを含むその都市の誇りとなる歴史的記念物や芸術作品をも有している。

ポタラ宮広場とポタラ宮との間には、これまで生まれながらの密接な関係が存在していた。17世紀以来、ポタラ宮がチベットの政治の中心地となり、そして遡ること紀元7世紀には唐の王女・文成公主を妃に迎えるにあたり、すでに紅山の頂に建てられた当時の宮殿と合わせて千室を備えた壮大な城塞ができ上がっていたと伝えられる。この華麗で壮大な皇居はチベット民族から第二の聖域“普陀山”と見なされ、これによりポタラ宮と呼ばれるようになる(“ポタラ”とはサンスクリットで観音菩薩の再現を意味する)。後に天災や人災により宮殿は崩壊、新たなポタラ宮殿は正に廃墟の上に建てられたのである。1693年、現在の宮殿が再建されてからチベット平和解放に至るまで、ポタラ宮はチベットの政教一致とその統治権力の中心地であり続け、故にチベット民族の聖地ともなった。

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