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文献・資料・法律・法規  
2006年 中国の国防

海軍は複数兵種が統合される、核兵器・通常兵器がともに使用される戦闘手段を持つ現代海上戦闘力の構築に着眼し、情報化を海軍現代化建設の発展の方向と戦略的重点とし、海上情報システムの発展に力を入れ、新しい世代の兵器装備の整備を強化している。海上の戦場の建設に力を入れ、新型装備の各種付帯施設の整備と戦闘支援保障の建設を重点とし、それを鋭意推し進めている。情報化の条件の下での戦闘の必要に適応する海上機動兵力の建設を強化し、近海海域のトータルな戦闘能力、合同作戦能力と海上総合保障能力を増強している。訓練の内容と訓練の組織方式を改革・革新し、海上における一体化された合同作戦訓練を推し進めることに力を入れている。海軍の作戦理論の研究を強化し、現代的条件の下での海上における人民戦争の戦略、戦術を模索している。

空軍は攻撃・防御がともに整えられた、情報化された空中戦闘力の建設に着眼している。戦闘機の総量を減らし、新型戦闘機、防空反ミサイル兵器を重点的に発展させ、指揮・制御システムの整備を強化している。訓練の対応性と対抗性を重要視し、異なる兵種、機種の合同戦術訓練を増強し、新型航空機の改装と新兵器・装備の使用訓練を積極的かつ適切に組織している。空軍パイロットの訓練は飛行大学・学校、訓練基地、戦闘部隊の3級体制を実施し、基礎教育、初級飛行、高級飛行、戦闘航空機の改装飛行、戦術飛行の5段階に分けている。航空兵部隊は主に空中戦、対地攻撃と合同作戦などの訓練を行い、パイロットは担う任務の要求にふさわしい飛行訓練の時間を保たなければならない。

第2砲兵は精鋭かつ効果的な、核兵器・通常兵器を兼ね備えた戦略力の建設に重点を置き、兵器・装備システムの情報化レベルの向上を加速し、柔軟・迅速な作戦指揮制御システムを構築し、地上を基地とする戦略的核反撃能力と通常ミサイルのピンポイント攻撃能力を高めている。戦場システムと後方勤務、装備のための付帯品を整備し、総合保障効率を向上させている。訓練の改革を深化させ、統合訓練を強化し、科学技術の成果によって訓練の質を向上させる。ミサイル、核兵器の安全管理・規制メカニズムを強化し、関連法規制度と技術防備措置を健全にし、核の管理不備によって起こる事故の処理の応急対応手段を完備している。第2砲兵の装備には多種類のタイプの地対地戦略ミサイルと戦役戦術ミサイルがある。

軍事訓練

人民解放軍は軍事訓練を平和な時期において戦闘力を高める基本的な道筋と軍隊を治める重要な方式、管理の方式とすることを堅持し、機械化という条件の下での軍事訓練が情報化という条件の下での軍事訓練へと転換することを積極的に推し進める。2006年6月、総参謀部は全軍軍事訓練会議を開き、新世紀の新段階における軍事訓練の革新・発展を全面的に配置し、軍全体が実戦の必要から訓練を難しくて、厳格なものにし、科学技術による兵員の訓練を引き続き深め、軍事訓練の改革を引き続き推し進め、軍事訓練を新しいレベルに高めることを求めている。

情報化の条件の下での局地戦争で勝利を勝ち取るという要求によって、軍隊を全面的に厳格に訓練する。技術・戦術の基礎訓練、合同戦術訓練と戦略戦役訓練をきちんと行い、段階ごとに訓練し、段階を追って組み合わせ、徐々に戦力を形成する。実兵、実装、実弾の訓練と対抗訓練を着実に展開し、実戦に似通った環境で部隊を訓練する。科学技術によって訓練することを堅持し、現代化の訓練方法と手段で基地化、シミュレーション化、ネットワーク化の訓練を発展させ、軍事訓練に対する科学技術の応用度を引き続き増大し、軍事訓練の質と効果の向上に力を入れる。

各軍・兵種の一体化した合同戦闘能力を高めることに着眼し、合同訓練を強化することに力を入れる。合同戦役指揮官と指揮機関の訓練を際立たせ、各軍・兵種部隊の合同実兵訓練を強化し、さまざまな支援力の総合保障訓練を重んじ、戦略戦役の指揮官および統率機関の組織・指揮能力と各軍・兵種の合同戦闘能力を適切に強化する。未来の情報化戦場を見据え、未来の一体化合同戦闘の発展の趨勢を把握し、一体化訓練の革新と実践を展開し、作戦ユニットの内的集積、作戦要素のシステム・インテグレーション、作戦システムの統合訓練の道筋を積極的に模索する。

制定された訓練プランに基づいて訓練を行うことを堅持し、軍事訓練の全過程、全要素の科学的管理を強化する。情報化の条件の下での訓練の組織・管理モデルを模索し確立し、法律に基づいて管理することを強化し、目標管理を押し広め、精密な管理を強化し、正規の訓練秩序を保つ。訓練の手順を最適化し、質の評価を厳格に行い、情報化作戦の要求にふさわしい訓練標準システムを確立し健全にし、指揮機関と部門全体の訓練を重点とし、実戦検証演習の方式をとり、部隊演習の評価システムなどの手段を運用し、部隊の訓練レベルと実戦能力を全面的に検証し評価する。

政治工作

人民解放軍の政治工作の基本的任務は次の通りである。国の改革開放を拡大し、小康社会を全面的に建設し、社会主義現代化を推し進めるという大局のために奉仕し、中国の特色ある軍事変革と軍隊の革命化、現代化、正規化の建設に奉仕し、党によって絶対的に指導される人民の軍隊の性格を政治、思想と組織の面で確保し、夢のある、モラルのある、文化のある、規律のある軍人を養成することを目指す軍隊の社会主義精神文明の建設を保証し、軍隊内部の団結と軍隊、政府、人民の団結を保証し、軍隊戦闘力の向上と各項目の任務の完遂を保証する。

長期にわたる革命戦争と現代化建設の実践の中で、人民解放軍は優れた民主の伝統を形成し、完備した軍隊内部の民主制度を確立してきた。旅団、連隊クラスの部門の軍人代表会議は軍隊の民主生活を健全にし発展させ、軍人が民主の権利を正しく行使し、部隊管理に参与することを保障する民主制度である。軍人代表会議の主な任務は所在する組織の指導者の活動報告を審議し、所在する部門が条令、条例と上級からの命令と指示を徹底的に実行することを監督し、軍人の意見と要求を報告し、部隊の経済生活を監督する。旅団、連隊クラスの部門が同じクラスの部隊の党委員会の指導と政治機関の指導の下で軍人代表会議を毎年一回開き、会議の代表は現役の軍人、軍隊の正規従業員の中から、下から上への民主選挙を通じて選出される。軍人委員会は中隊およびそれに相当する末端部門が政治の民主、経済の民主と軍事の民主を実行し、軍人の民主権利の行使を保障し、大衆的活動を展開する組織であり、党支部あるいは末端の党委員会と軍政の指導者の指導の下で仕事をする。

人民解放軍は政治工作の革新的発展を推し進めることによって将校と兵士の資質の全面的な向上を促進する。軍全体において軍隊の歴史的使命の教育、理想信念の教育、戦闘精神の教育と社会主義の栄誉・恥辱観の教育を展開し、使命意識を強化し、革命の理想を固め、戦闘への姿勢を養成し、栄誉と恥辱のけじめをはっきりさせ、軍事訓練に対する熱意を呼び覚ます。心理訓練と心理戦研究を組織し、政治工作システムと医療システムを結びつけた心理教育、説得と医療衛生サービスの仕事のメカニズムを確立する。軍事委員会、総部が末端の建設を強化する一連の政策、制度を制定し、連隊以上の指導機関は末端の仕事を推し進める協調メカニズムを普遍的に確立し、各部隊が「軍隊末端建設要綱」をきちんと実行する中で、多くの先進的末端部門と優れた兵士が現われた。

後方勤務保障

人民解放軍は後方勤務保障の効果の向上に着眼し、管理を強化し、改革を推し進め、現代的後方勤務を全面的に構築する。

後方勤務の管理レベルを高める。後方勤務の法規と標準制度の整備を強化し、供給、消耗、管理を一体化した標準化システムを模索し確立する。国民経済と社会発展の第10次五カ年計画期(2001年-2005年、以下「十・五」と略)に、軍全体の後方勤務標準制度を全面的に整理し、標準制度200余件を新たに増やすか改正し、後方勤務法規240余件を制定した。国民経済と社会発展の第11次五カ年計画期(2006年-2010年、以下「十一・五」と略)に、後方勤務供給の標準化建設を重点とし、それをりっぱに推し進め、供給保障の標準的動態調整メカニズムを確立する。後方勤務の業務管理を強化し、軍事経済秩序を全面的に規範化する。会計監査と監督を厳格に推し進め、財政経済の規律を守る。

将校と兵士の物質生活条件を改善する。軍全体は基本的に料理を取り分けて食べるやり方をとり、一部の大隊編制の部門は集団食堂方式をとることにする。2005年1月1日から、兵士の食事の基準を大幅に高め、将校と兵士の飲食保障は腹一杯食べられるタイプのものから栄養を重んじるタイプのものに転換している。2006年7月1日から、軍人の給料を大幅に引き上げた。軍全体の兵士と空軍の将兵は新しいタイプのふだん着を着用し、軍・兵種の部隊が一部の新しいタイプの特殊作業着を着用し、チベット、新疆に駐屯している一部分の部隊は新しいタイプの高原防寒服が交付される。

 

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