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文化・科学・観光  
宇宙専門家、中国の宇宙開発事業を語る

月探査衛星「嫦娥」は順調に運行中、有人宇宙船「神舟7号」はまもなく打ち上げられる予定--両会の席上、たびたびこのようなニュースが伝えられ、宇宙開発の話題はここしばらく会場内外でホットな議論の焦点となっている。人民日報では、全国政治協商会議(全国政協)委員で「嫦娥」プロジェクトの欒恩傑・総指揮、全国人民代表大会(全人代)代表で中国有人宇宙飛行プロジェクト応用システムの顧逸東・総指揮、全国政協委員で神舟宇宙船の戚発ジン・元総設計師の宇宙開発部門の専門家三氏にインタビューを行った。

中国の宇宙技術は自主開発

--中国の自主技術革新は、宇宙技術の発展の面でどのような働きをしたのか。

▽欒恩傑氏

宇宙開発はハイテクノロジーの分野であり、それを発展させる核となる技術は買ってくるものではない。コア技術を掌握して始めて発展のイニシアティブを確実に握ることができる。他に頼って自己の発展を決定するのではなく、自己の発展のルートに基づいて自己の将来を決定しなければならない。

▽戚発ジン氏:

中国の宇宙開発は技術革新のプロセスだ。厳密にではなく、感想的に言うことになるが、中国の宇宙開発事業やそのシステムは世界で最高とは言えないものの、自分たちで開発したものだ。現在の国際的な環境のもとで、我々は外国の先進的な科学技術の成果や事業に依拠していない。それらに頼らず、どうしているのかというと、自力更生あるのみだ。中国の宇宙船は、自ら設計し、自ら材料を調達し、自ら生産し、自ら打ち上げ、自ら管理しているものであり、宇宙飛行士たちは自国の宇宙船に乗って宇宙へ行くのだ。

宇宙開発事業システムがほぼ確立

--中国の宇宙開発事業は国際的にはどの程度のランクにあるのか。

▽欒恩傑氏

これまでの52年の発展の中で、中国の宇宙開発事業は一定の規模と基礎を備えてきており、研究開発、実験、検証、打ち上げ、観測制御などの基本的なシステムをすでに確立した。規模、技術レベルと今後の発展予測から見ると、中国はすでに世界の宇宙開発を行っている国家の中では中間近くの位置にある。トップクラスはアメリカとロシア、それに続く国々の中では、中国とヨーロッパが上位にある。そのあとには、日本、ブラジル、アジアのその他の国々が迫ってきている。

中国は技術上ではすでに国民経済と関連する多くの宇宙技術を獲得している。現在では、極めて短時間で研究開発を完成させ、これまで十数年、二十数年も要してきた難題を実現させることができる。有人宇宙船「神舟5号」の開発には十数年に時間を費やしてきたが、月探査衛星「嫦娥一号」はわずか4年である。

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