先ごろ成都で開かれた「2007年中国(成都)国際SF・ファンタジー会議」で、中国科学普及作家協会と北京師範大学文学院が共同編さんした「SF・ファンタジーと独自技術開発」に関する研究報告書が初めて発表された。
編さんに当たっては、1年以上かけて全国のSF作家や読者、編集者、映画関係者などにSF・ファンタジーと独自技術の開発などについて意見や提言を求めたほか、多くの有名な研究者も取材した。
報告書は「独自技術の開発が叫ばれる時代にあって、SFやファンタジーは重要な価値を持つ。SFやファンタジーは国民の想像力を掻き立て、知恵や創造力を高めるからだ。独自技術の開発者の早期育成を目指す上でも有用だ」と強調。
さらに報告書は「青少年教育の現場に積極的にSF・ファンタジーの読み物を導入し、また出版や映画などの産業の形成を支援すべきだ」と指摘している。
「北京週報日本語版」2007年9月3日 |