試合観戦や選手の日常的なフォロー以外に、選手達の滞在先を提供するホームステイを行っています。1877戸の家族が、各選手を家に招いて、上海市民の一般の家庭を体験してもらいました。多くの外国人選手やコーチは上海について、深い印象を受けたそうです。アメリカ選手団のコーチ、ダイヤモンドさんは、「誰に対しても、マナーよく、親切に接してくれました。ホームステイは、非常に楽しかったです。ここで、違った文化に触れることもできましたし、数多くの新しい友達ができました」と語りました。
スペシャルオリンピックスは、知的障害者に、日ごろの成果の発表の場を提供しています。ここで転んでも、涙を流しても、彼らこそが、この舞台の主役になっています。拍手や歓声は全て、単に試合でのパフォーマンスに向けられるだけでなく、彼らの日ごろの努力に対する賞賛の思いからくるものです。
上海大会のおかげで、上海、そして中国の人々がスペシャルオリンピックスについて、よく理解できました。大会は終わりましたが、スペシャルオリンピックスはまだ続き、選手たちの努力の日々はこれからも続いてきます。次回は、2009年に米アイダホ州のボイジーで行われる冬季スペシャルオリンピックスです。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年10月17日 |