中国のスポーツ選手育成システムは、日本と大きく異なります。中国全土で、優秀な身体能力を持った選手は、まず子供の頃から、スポーツ学校と呼ばれる学校に入り、専門のトレーニングを受けます。その後、各地区、省、そして国家代表と選抜を受け、最後にその中からオリンピックに出場する選手が選ばれます。つまりオリンピック出場を頂点として、国家代表、省代表、地域代表と続く、ピラミッド型となっているというわけです。
その底辺を支えているのが、スポーツ学校とよばれる専門学校というわけです。
北京では、「卓球第一人者」張イ寧、テコンドーのアテネ五輪金メダリスト羅微、「チェスの女王」謝軍などを生み出し、「世界チャンピオンの揺りかご」と呼ばれている什刹海スポーツ学校があります。
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