上海市常務副市長でもある上海万博執行委員会の楊雄副主任は30日、「上海市は、安全で秩序のある万博を開催する自身と能力を持っている」と表明した。

楊雄副主任は記者のインタビューに答え、「万博開催期間中は、入場前に厳しい安全検査を実施するほか、地下鉄など公共交通機関での安全検査も強化する。同時に、交通量の急激な増加や人ごみ状態の増加、それに入場者の激増を防ぐ措置を取っていく。テレビや屋外のマルチメディアでは万博会場の人の流れ状況などを随時放送し、人ごみ状態の発生を防ぐため、会場内に出し物などを披露するセクションをいくつか設けたり、指定日入場券を販売したりし、入場者の数をコントロールしていく」と述べた。

なお、184日間にわたって開かれる上海万博は7000万人の内外の入場者を迎える予定だが、入場者は1日あたり平均40万人となり、多い日は60万人に達すると見込まれている。

「CRI」2010年3月30日