国連が25日に発表した報告書によると、中国の都市化プロセスは極めて迅速で、世界の人口50万以上都市のうち、4分の1が中国の都市だ。この30年間の中国の都市化成長スピードは極めて早く、世界のどの国家よりも抜きん出ている。
同報告書は、国連経済社会局人口部が25日にニューヨークの国連本部で発表した「世界都市化展望2009年修正報告」。以下、報告の概容。
世界には、50万以上の人口を擁する都市が961都市あるが、このうち中国の都市が236都市。
中国の人口50万以上都市は、1980年には51都市だったが、2010年には185都市に増えた。
2025年までに、中国の人口50万以上都市には、さらに107都市が新しく仲間入りすると予測される。
一定規模以上の人口を擁する都市の数が、著しく増加している。中国では、都市化レベルが明らかに急上昇している。1980年に19%だった中国の都市化レベルは、2010年には47%まで大幅に上昇、2025年には59%に達する見通し。
世界の都市人口は今や、世界総人口の半分以上を占め、35億に達している。一方、農村人口は34億。都市化の推進に伴い、世界各国の農村人口は減少傾向が続いている。
「人民網日本語版」2010年3月26日 |