中国気象局国家気候センターの専門家は14日、記者取材に応じ、最近の異常気象の原因について、以下の通り分析した。
2009年冬季シーズンの初めから現在に至るまで、中国のほぼ全域で異常気象が起きている。乾燥・少雨の南西部を除き、華北地域では頻繁に雪が降った。その特徴として、初雪が早く、回数・量ともに多いことが挙げられる。同地域の寒さは長く続き、3月中旬以降、さらに強い降雪が発生している。また、長江・淮河流域および江南地域では、冬に入ってから降水量がかなり多く、南方では低温が続き、多くの地域では最低気温が観測史上最低を更新した。
これらの異常気象の背景には、北半球の大きな範囲での異常気象がある。冬季のアジア季節風(モンスーン)がかなり強く、かつ、温暖気流も活発に流れ込んでいることが原因で、北方では今冬、暴風雪が頻繁に発生している。
「人民網日本語版」2010年3月15日 |