温家宝首相は14日北京で、「中国はコペンハーゲン会議が収めた積極的な成果を高く評価し、『コペンハーゲン協定』を支持する。これからも各国と共に気候変動問題に対応していく」と強調した。
これは第十一期全人代会議第三回会議閉幕後に行なわれた記者会見の席上述べたもので、温首相は「コペンハーゲン会議期間中、中国代表団が払った努力は各国に認められた。多くの国の代表団は会議が困難に直面しているときに帰国することを考えていたが、中国は各国と共にコペンハーゲン協定の達成に努力してきた」と述べた上で、中国代表団が傲慢な態度を取ったという報道などに反駁した。
温首相は「気候変動問題は人類の生存と各国の利益、それに世界の公平と正義に繋がっている。中国が『共通だが区別のある責任を』という原則を堅持することはまったく正しい」と述べた。
中国政府は2009年に、GDP当たりのCO2排出量を2020年までに2005年より40―45%減らすという目標を打ち出している。
「CRI」2010年3月14日 |