米中央情報局(CIA)は旧正月期間中、各民族の優秀な人材を集めるため、アジア系職員の募集広告を南カリフォルニアの中国語紙に大きく掲載した。広州日報が伝えた。
CIAはまた、初めて中国語で「新年快楽」と中国系市民に向け新年のあいさつをした。広告には雄々しいトラの絵も描かれ、中国色が濃厚で人目を引くものだった。
一般市民にとって神秘的な存在であるCIAはここ2、3年中国系を含む各民族の人材募集を重視してきた。
今年の春節にはロサンゼルス紙「ワールド・ジャーナル」に3日間1ページにわたって広告を出し、アジア系職員を募集した。
ポーラ・ワイエス報道官によると、CIAは2012年までに少数民族の職員を22-30%に増やし、90ポストを提供するという。募集対象は各少数民族の初代、2代米国市民。愛国心あふれる優秀な人材であることが必須条件で、米国本土での勤務か、海外に派遣される可能性もあるという。
応募条件は満18歳、大学GPA(成績評価値)が3点以上。面接、体力テスト、心理テスト、性格テスト、言語テストに合格後、厳しい訓練を受ける。
また、過去の全生活記録、居住地、旅行経験、職歴、家族の経歴、麻薬や犯罪前科などがすべて10カ月にわたって詳しく調べられる。
「人民網日本語版」2010年2月20日 |