数日前に突然、中国市場撤退の声明を発表したグーグルの姿勢に微妙な変化があった。この連日のグーグルの動向からも、同社の中国からの撤退姿勢がある程度軟化していることは明らかだ。記者がグーグル中国本部および上海事務所に踏み込んで取材したところ、グーグル中国の社員は、グーグル中国の社内サイトが18日から既に正常に利用できるようになったことを、ひとつの積極的なシグナルだと認識している。「新聞晨報」が伝えた。
記者がグーグル中国本部のある社員から得た情報によると、13日午前から、社内サイトおよびグローバルデータバンクへのアクセスが不能となっていたが、18日午前には正常に回復した。14日午後に北京から急きょ香港に向かい、販売などの事務処理を行っていた中国本部社員10人余りも、内部システムの回復に伴い近く北京に戻るという。中国本部はまた、今月29日に北京で予定通りゴルフコンペを開催する通知を出している。
18日午後1時45分、記者が上海ラッフルズ・シティのグーグル事務所を訪れると、警備員は「グーグル社員は通常通り出勤している」と語った。
「人民網日本語版」2010年1月20日 |