温家宝総理の召集する国務院常務会議は13日、電信網、ラジオ・テレビ放送網、インターネットの3つのネットワークの融合（3網融合）を加速することを決定した。

会議は「電信網、ラジオ・テレビ放送網、インターネットの3つのネットワークの融合発展を推し進め、相互通信とリソース共有を実現し、音声・データ・ラジオ・テレビなど各種サービスを利用者に提供することは、情報・文化産業の発展を促し、国民経済・社会の情報化レベルを高め、日増しに多様化する民衆の生産・生活上のサービス需要を満たし、国内消費を牽引し、新たな経済成長軸を形成する上で、重要な意義を持つ。わが国は現在すでに、3網の融合をさらに推し進めるための技術条件、ネットインフラ、市場を基本的に備えており、3網の融合加速は要の時期に入っている」と指摘した。

また、3網融合の段階的目標として▽2010-12年にラジオ・テレビと電信業務の双方向サービスの試行を重点的に行い、3網融合の規範化と秩序ある施行を確保する政策・制度を模索する▽2013-15年に試行経験を総括・普及し、3網の融合発展を全面的に実現し、応用融合業務を普及させ、適度な競争のあるネットワーク産業構造をほぼ形成し、3網融合に適応した制度と、職責が明確で、スムーズな協調や合理的な決定を行い、管理効率の高い、新しいタイプの管理監督体制をほぼ構築する----を挙げた。

「人民網日本語版」2010年1月14日