中国の一部地域では、この冬、寒気団や大雪などに頻繁に見舞われてきたが、これによる低温天気が理由で、発電用石炭の必要量が激増し、この石炭の供給不足が問題となってきた。これを受けて中国の鉄道部門は石炭の供給を確保するため、その輸送量を拡大している。
鉄道省の計画によると、1の月10日から20日間までに突貫輸送を実施している。この期間中、石炭の1日当たりの輸送能力は4万車両から4万5000車両に増えた。石炭の産地である山西省の太源鉄道局は、1日当たりの輸送量を普段より17%増の1万3700車両にしている。
この鉄道局は北京や天津、唐山などへの供給量を確保するほか、湖北、湖南、江西3省への供給量も増やしている。
「CRI」2010年1月12日 |