国家文物局博物館司の宋新潮・司長は4日、全国の博物館、記念館が無償開放されてから2年が経ち、入場者数は延べ8億2千万人に達し、開放前の2007年に比べ、毎年平均50%前後増加していると述べた。
博物館、記念館の無償開放は、社会各界、とりわけ低所得の人達にとって切なる願いだった。これまで各種博物館、記念館の入場料は、少なくとも数元から十数元、高いものでは数十元と、多くの貧しい人達には入場が困難だった。
多くの人々の精神的文化需要を満たすべく、国務院は2007年、博物館、記念館の無償開放に関する重要通達を発布した。以後2年間にわたり、無償開放試行リスト入りした全国の博物館、記念館、全国愛国主義教育模範基地の計1447施設が相次いで無償開放を実施、さらに各種博物館、記念館、各級愛国主義教育基地の数千施設が、自主的に無償開放を行っている。
「人民網日本語版」2010年1月5日 |