中国では5日、広い範囲にわたってこの冬の最低気温を更新した。これを受けて、中国の中央気象台は寒波と豪雪の注意報を出している。

5日朝の観測によると、長江の中流や下流を境に北の地域全域で気温が氷点下になり、そのうち華北地区の北部はマイナス15度からマイナス28度にまで下がった。また、東北の遼寧省や吉林省、それに内蒙古自治区の東部では30年ぶりの冷え込みとなり、一部の地域で最低気温はマイナス43度を記録した。

寒波の影響で5日昼から夜にかけて、長江以南の地域や貴州省、広西チワン族自治区、青海チベット高原などで気温がさらに10度ほど下がり、また湖北省、湖南省、江西省などの一部の地域では雨や大雪が予想されている。

「CRI」2010年1月5日