バーナンキ議長が表紙を飾る「タイム」
米誌「タイム」は16日、米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長を「今年の人」に選んだと発表した。「中国の労働者」と中国人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁の名前も挙げられた。「楊子晩報」が伝えた。
同誌のリチャード・ステンゲル編集長は、「今年1年間の話題は経済の衰退だった。バーナンキ議長がいなければ、経済状況はさらに過酷になっていた」とした。
今年の人に挙げられた唯一の複数称「中国の労働者」のほか、アフガニスタン駐留米軍のスタンレー・マクリスタル司令官、北京五輪陸上短距離金メダリストのウサイン・ボルト、ナンシー・ペロシ米下院議長がいずれも2位に挙げられた。
「タイム」誌は論評の中で、中国経済が順調に「保八(8%成長確保)」を実現し、世界の主な経済体の中で急速な発展ペースを維持し、世界を経済復興に導いたことについて、これらの功労は中国国内の無数の勤勉に働く一般労働者にあると指摘した。
「タイム」誌は米国で最も影響力を有するニュース雑誌で、世界の「歴史の証人」と称されている。1923年3月にヘンリー・R・ルースとブリトン・ハッデンにより創刊された。当初は「Facts(事実)」の名も検討されたが、「タイム」となった。現在はタイム・ワーナー社から出版されている。「今年の人」(The Person Of The Year)は同誌の著名な記事であり、1927年に始まり、世界的影響力を有している。
「人民網日本語版」2009年12月17日 |