中国第1回国家食品安全リスク評価専門家委員会が8日、北京で設立を宣言した。中国工程院アカデミー会員、衛生部食品衛生専門家諮問委員会主任、中国疾病予防抑制センター栄養・食品安全所研究員をそれぞれ務める陳君石氏が主任委員に選出された。「中国新聞社」が伝えた。
栄養学、食品安全、環境生態、検疫防疫、疾病予防、公共衛生などの分野の専門家計42人から構成された同委員会は、科学的、独立評価、公開透明の原則を遵守し、国家食品安全リスク評価業務を担当する。具体的には、▽食品安全リスク評価に関連する監督・観測および評価計画の制定に参与▽国家食品安全リスク評価技術規則を制定▽食品安全リスク評価結果の解釈▽リスク評価交流の展開▽衛生部から委託されたその他のリスク評価関連任務遂行---などが挙げられる。
衛生部の陳竺・部長によると、国内外の実践が証明しているように、食品安全に「リスクゼロ」は存在しない。同委員会は今後、不断に明らかになる食品安全問題に対し、国際社会と共同で食品安全リスク評価の手法を採用し、食品中に含まれる人体の健康にリスクを及ぼす可能性のある有害要因を科学的に評価、政府による食品安全法規、標準、政策の制定に対して根拠を提供する。
「人民網日本語版」2009年12月9日 |