湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ武広鉄道旅客専用線は9日、テスト運行が成功した。これにより広州南駅から武漢駅までの所要時間が、従来より7時間短縮されて3時間足らずに縮まった。列車の運行速度は時速394キロメートルに達し、 2両重連運転での運行速度の世界記録を更新した。
武広線は2005年6月23日に工事がスタートした。国の「中長期鉄道網計画」における、北京と広州を結ぶ京広鉄道旅客専用線の中の重要区間で、湖北省、湖南省、広東省の3省にまたがり、北の起点・武漢駅から咸寧(湖北省)、岳陽、長沙、株州、衡陽、彬州(以上湖南省)、韶関、清遠(以上広東省)を経て広州南駅に到着する。停車駅は15駅、総延長は1068.6キロメートル、運行速度は時速350キロメートル、運行間隔は3分間。
武広線は一回の工事期間に敷設された総延長が世界最長の鉄道であるだけでなく、運行速度も世界最高の高速鉄道となる。正式に開通し運行をスタートすれば、珠江デルタ地帯や汎珠江デルタ地域の各省・自治区における経済の相互補完を促し、湖北、湖南、広東3省と周辺地域との協力を促進し、地域経済のバランスの取れた発展を推進する上で、極めて重要な意義をもつものとなる。
「人民網日本語版」2009年12月10日