中国とウクライナの両政府は7日にキエフで、ウクライナ国内で感染が急速に拡大している新型インフルエンザ対策措置をサポートするために中国政府がウクライナに無償で提供する援助物資（350万元相当）の引渡証明書に調印した。

調印式は、駐ウクライナ中国大使館で行われ、周力・駐ウクライナ中国大使とウクライナ衛生省のヤコベンコ次官が引渡文書に署名した。

周大使は取材に対し、「今回、中国政府がウクライナ政府に無償で提供したのは、医療用マスク、手袋、医療用監視モニター、薬品などの緊急援助物資で、全てが11月22日までにウクライナに到着した」と答えた。

ヤコベンコ次官は、ウクライナ政府は中国政府による迅速で効果的な援助物資の提供に深く感謝していると述べた。ウクライナではすでに、新型インフルエンザ感染拡大の第1波は過ぎ去り、国民生活はほぼ元通りに戻っている。しかし、国内流行の第2波が突然発生する可能性があるため、予防対策の手を緩めることなく、取り組み続ける必要があると専門家は警告している。

「人民網日本語版」2009年12月9日