温家宝総理は19日、英国のブラウン首相と電話会談した。双方は中英関係の良好な発展基調を積極的に評価。共に努力し、これまでの合意事項を着実に実行に移し、経済貿易・環境保護・省エネ・文化・オリンピック面の協力を深め、両国関係の深いレベルのたゆまぬ発展を促していく意向を表明した。
温総理はダルフール問題について「中国はダルフール地方の平和・安定・発展の早期実現を希望するとともに、これに向け建設的な努力をしてきた。中国はスーダン政府・アフリカ連合(AU)・国連の『3者枠組』と『双軌戦略』を最も明確に打ち出し、推進してきた国であり、アフリカ以外でダルフール地方に最も早く平和維持部隊を派遣した国であり、ダルフール地方に最も早期に、最も迅速に開発援助を行った国であり、ダルフール地方に最も多くの開発援助を行っている国でもある。中国は近く、ダルフール問題特別代表の劉貴今大使を再びスーダンに派遣する。中国は英国と共に、引き続きダルフール問題の適切な解決のためにたゆまぬ努力を払っていきたい」と述べた。
ブラウン首相は、ダルフール問題の適切な解決に向けた中国側の積極的な努力を称賛。「英国はオリンピックのボイコットに断固反対する。北京五輪が今世紀で最も成功したスポーツ大会になることを期待している」と表明した。
両首相は関心を共有するその他の国際問題についても意見を交換した。
「人民網日本語版」2008年2月20日 |