このほど始動した「都市住民基本医療保険」試行の79都市が決定した。2010年には施行範囲を全国に広げ、都市部の非就業者2億4000万人をカバーする計画だ。「都市住民医療保険」「都市従業員医療保険」「新型農村合作医療」の3制度により、中国の医療保険は、全国民をカバーする医療保険制度になる。胡暁義・労働社会保障副部長が15日、国務院新聞弁公室の記者会見で発表した。
保険料は当該都市の1人当たり可処分所得の2%強になる見通し。国は保障水準について、大衆の医療費負担を軽減するため、制度が規定する医療費の50%以上、60%前後の達成を地方に指導していく。
出稼ぎ労働者については、新型農村合作医療制度の規定により、すべての農村部住民が自らの意思で新型農村合作医療に加入し、かつ政府補助金を得ることができる。新型農村合作医療はすでに農村部人口8億人のうち7億人以上をカバーしている。
「人民網日本語版」2007年8月16日 |