試み――企業と文化を一つに合せる
「睦明唐」ははじめから民衆接近、人文突出を重視している。民衆にリラックスした参観と交流の環境を提供し、民衆に喜ばれる各種の展覧と講座を開いている。最も大事なことは経営を放棄しないことである。これは睦明唐古代磁器標本博物館が他の個人経営博物館よりうまくやっているところでもある。もちろん、経営を目的としてはいない。「睦明唐」は独創的な考えから、喫茶店と博物館を一つに合せている。博物館の収入は喫茶店には及ばないが、喫茶店の収入は入場料収入よりずっと多く、少なくとも理念上新しい発展と運営の道を切り開いた。
睦明唐の運営は真の成功とはいえないかもしれないが、開設を準備する時から創始者は中国と外国の個人経営博物館の経験と理念を吸収することに留意し、反省と改善の面ですでに少なからぬ試みをして自らの特色を形成し、自分の博物館をよりよく発展、存在させているばかりでなく、中国の個人経営博物館事業に多くの参考を提供した。
白明氏は「睦明唐」館長として区の政治協商委員に選ばれ、収集界と文化界のためにより多くのことをすることができるようになった。文物は偽物取締りができないため、「睦明唐」の主たちは、個人経営博物館は連合して、収集者を正しく導くべきだと思っている。しかし、連合を実際にするのに現在はまだ無理である。これは数人の力だけで解決できる問題ではない。「睦明唐」は政府の資金で博物館を運営する考えがなく、それよりも政府がこれまで通りに民衆に博物館と中華民族の文化に関心させてほしいと思っている。
「北京週報日本語版」2007年5月21日
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