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最新の恐竜化石から推測

霊武ディプロドクス化石の形態的特徴から、この恐竜は南半球で発見された一部の恐竜と血縁関係にあることが分かった。

歯の根部を見ると、上下の歯がほぼ同じ大きさの棒状歯に属するとみられ、22本がU字型に順序よく並んでいた。これは下部にある歯茎の保存状態が良かったためと考えられる。歯茎のない恐竜の歯の化石は一般に乱れており、これほど整然としていない。棒状歯を持つディプロドクスの化石が中国で出土したのは、約100年におよぶ化石発掘史上で初めてのことだ。

霊武の化石には、背骨が非常に高いという大きな特徴がある。背中の中央部に高くそびえる扇状の突起物を持つ独特の体形をしており、これまでに発見されたすべての同類の化石に比べると、背中がかなり突き出ている。これはディプロドクスの体形の機能的特性と、当時の自然環境の研究にとって重要な手がかりとなるものだ。

発見場所の堆積岩の構造から見ると、恐竜は死後、面積の広大な淡水湖へと流され、長い年月の間に次第に湖底に沈積して化石となったと推測される。化石は今日でも平坦な層に分布し、ほとんど折り重なっていることがない状況から、この地域が、恐竜が化石化した後も大きな地殻変動の影響を受けていないことが分かる。1億年前のこの地域の自然、地理状況の研究にとって非常に重要な意義がある。

霊武化石の研究は竜脚類恐竜の形態学や分類学、系統的進化にとっても重要な意義ある。これを基にすれば、中生代の地理や、世界の古代動物の地理的区域・系統の形成を理解するための重要な情報が提供できるだろう。

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