▽小売業者が買いだめ開始
メモリモジュールやUディスクも地震の影響を受けて価格が大幅上昇している製品だ。中六電脳城のある店舗の販売員によると、サンディスクの4GのUディスクは42元から65元に値上がりし、8G製品も75元から99元に値上がりした。国産Uディスクの価格も大幅に上昇し、朗科の8G製品は99%から125元に値上がりして、価格上昇幅は26%を超えた。
ある供給業者が述べたところによると、日本の地震が価格上昇の主な原因だ。地震でメモりモジュールやフラッシュメモリチップを生産する工場の多くが閉鎖に追い込まれたためであり、またほとんどの小売業者が製品を大量に買いだめし始めたからだという。
▽価格はさらに上昇する
ある業界関係者によると、このほど損害を受けた日本のIT産業は多くの問題に直面している。生産再開の時期が確定できないということや、地震により交通輸送システムに支障が出ているということなど、さまざまな問題に直面している。
日本の地震は韓国や台湾地区のIT企業にチャンスをもたらすという見方について、業界関係者の陳向彪さんは次のように話す。ある種の観点からみれば、これは確かによいチャンスだといえる。だが韓国や台湾地区の工場が、日本の工場の操業停止によってできた穴を速やかに埋められるだけの生産能力を備えているかどうかが問題だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年3月17日 |