習近平国家主席は8日午前、ハンガリーのオルバン首相と北京の釣魚台国賓館で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「2ヶ月前の私のハンガリーへの国賓訪問は成功を収め、我々は中国とハンガリーの関係を新時代の外的環境の変化に左右されない包括的・戦略的パートナーシップへと格上げすることを宣言した。双方は、上層部交流を継続し、政治的相互信頼を深め、戦略的な意思疎通や協力を緊密化し、引き続き揺るぎなく互いを支持し合い、各分野で実務協力を強化し、『一帯一路』（the Belt and Road）を高い質で共同建設し、中国とハンガリーの新時代の外的環境の変化に左右されない包括的・戦略的パートナーシップを拡充し続け、人々により良く幸福をもたらす必要がある」と表明した。

習主席は、ハンガリーのEU輪番議長国就任に祝意を表し、「来年は中国とEUの外交関係樹立50周年にあたる。双方はパートナーという正しい位置付けと協力というメインストリームの基調を堅持し、引き続き双方向の開放を推進し、国際協力を強化し、世界の平和・安定及び発展・繁栄の促進に貢献するべきだ。ハンガリーがEU輪番議長国として、中国・EU関係の健全かつ安定的な発展の促進、良好な相互作用の実現に積極的な役割を果たすことを希望する」と強調した。

オルバン首相は「ハンガリーは中国の役割と影響力を高く評価し、重視しており、中国と戦略的な意思疎通や協力を緊密化することを望んでいる。ハンガリーは対中協力の強化を主張し、『小集団』作りや陣営対立に反対する。EU輪番議長国就任を契機に、EU・中国関係の健全な発展を積極的に推進していきたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年7月9日