外交部（外務省）の30日の定例記者会見で、汪文斌報道官がパレスチナ・イスラエル情勢に関する国連総会決議について質問に答えた。

【記者】国連総会は10月28日、パレスチナ問題に関する緊急特別会合で、ガザ地区における人道的休戦の即時実施を求める決議を採択した。中国は決議案に賛成し、共同提案国にも加わった。これに関する中国の立場は？

【汪報道官】国連総会は28日の緊急特別会合で、アラブ諸国の提出したパレスチナ・イスラエル情勢に関する決議を採択した。同決議は、ガザ地区における人道的休戦の即時実施を呼びかけ、民間人に対するあらゆる暴力行為を強く非難し、民間人と民間施設の保護を各方面に求めた。また、「二国家解決」を基に、パレスチナ問題の公正かつ永続的な解決策を図るべきであることを強調した。

パレスチナ・イスラエル衝突がエスカレートして以来、中国は一貫して、停戦、民間人の保護、人道救援回廊の設置、さらに深刻な人道的災害の回避を訴え、パレスチナ問題の包括的で公正かつ永続的な解決の推進に建設的な役割を果たしてきた。中国はこの立場に基づき、アラブ諸国の決議案に共同提案国として賛成票を投じた。中国はこの決議が全面的に履行され、地域の平和と安定が早期に取り戻され、人道状況が早期に緩和され、民間人の安全が実効性をもって保障され、パレスチナ問題が包括的で公正かつ永続的な解決を早期に得ることを希望する。（編集NA）