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「世界一の新型コロナウイルス対策大国」とされる米国はその名にふさわしい行いをしてきたのか?
  ·   2021-08-10  ·  ソース:北京週報
タグ: 新型コロナウイルス;アメリカ;政治
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新型コロナウイルス感染症の確定患者死亡者数世界で最も多いアメリカでは、ここ数日1日当たりの新規確定患者数が10万人を超える日が続き、過去6カ月で最多を記録した。しかしそのアメリカがブルームバーグ社によってまとめられたランキング「世界一の新型コロナウイルス対策大国」位置づけられている 

8月9日、中国人民大学重陽金融研究院と太和智庫、海図国智の3つのシンクタンクは「アメリカが世界一!?アメリカにおける感染症対策の真相」という研究レポートを北京で発表した。同レポートは第一にアメリカ政府による感染症予防抑制や政策措置、ウイルス起源解明などさまざまな面での非科学的かつ非常識な取り組みアメリカを「感染症対策の失敗国」にした直接的原因であること、第二に党派対立を抱える連邦制度があらゆるレベルで責任転嫁を、政治的対立と地域的混乱をもたらしたこと、第三に感染症がアメリカ社会の分断を深刻化させ、新型コロナウイルスの起源をめぐる陰謀論アジア系アメリカ人に対するヘイト激化させたこと、第四にアメリカ感染症対策の国際協力をみだりに破壊していることを指摘した。 

では、「世界一の新型コロナウイルス対策大国」とされるアメリカは、いかなる行いをしてきたのだろうか? 

まず、感染症対策で科学者の意見を無視し、政治家の言うことしか聞こうとしなかった。感染症の発生当初、トランプ前大統領は科学者の告を無視し、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニーファウチ所長公の場で政治家に反論して科学的な防疫方法を伝えようとした際、一部の米メディアにボイコットされ 

また、出国管理を厳格化せず、世界中に感染症を拡大させた。米商務省国際貿易局の国観光事務室(NTTO)のデータによると、2020年11月から2021年1月までの間に、アメリカの1日当たりの新規確定患者数は18万6000人とピークを迎え、同期間に米国民の1日当たりの出国者数も延べ8万7000人で最高値に達していた。アメリカは効果的な封鎖措置を自ら進んで講じたことが一度もなく、自国を名実相伴う世界最大のウイルス拡散国とした。 

さらに、ウイルス起源を政治問題化し、感染症対策の共同体を破壊した。近頃、100以上の国地域における300以上の政党や社会組織、シンクタンク世界保健機関(WHO)事務局に共同声明を提出し、ウイルス起源の政治問題化に断固反対している。アメリカが中国を悪者扱いするのはより多くの政治的利益を得ようとしているためでこれは世界におけるウイルス起源調査の妨げとなるだけでなく、国際社会が団結・協力して感染症対策に取り組む共同体にも影響を及ぼすに違いない 

世界一の大国であるアメリカが感染症対策の国際協力足を引っ張るべきではなく、「世界一の新型コロナウイルス対策大国」がこんな有り様であってはならない。 

「北京週報日本語版」2021年8月10日 

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