３月２１日、セルビア・ベオグラードで、肘タッチで中国の感染対策医療専門家チームのメンバーを歓迎するアレクサンダル・ヴチッチ大統領（写真左、写真＝新華社提供）

新型コロナウイルスによる肺炎が世界各地で発生するにつれ、中国は感染対策の経験を全世界と共有すると同時に、一部の国に医療支援物資を提供した。それに対し、多くの国は称賛と感謝の意を表明した。  

コスタリカのカルロス・アルバラド・ケサダ大統領は３月２０日にＳＮＳ上で、「コスタリカは感染対策の経験を共有してくれた中国に感謝する。国際対話と協調は新型コロナウイルスへの対応で極めて重要だ」と発表した。  

オーストラリア国立大学東アジア経済研究所のピーター・ドライスデール所長は、「湖北省で連日新たな感染が確認されなかったことは、新型肺炎と戦っているほかの国や地域に希望をもたらしている」と述べた。  

シンガポール国際事務研究所の胡逸山シニア・フェローは「中国は感染予防・コントロールにおいて最善の取り組みを講じただけでなく、感染状況が好転した後、直ちに他国へ支援を提供しており、新型肺炎との戦いにおける国際協力でいいスタートを切った」と述べた。  

セルビア現地時間３月２１日夜、中国の感染対策医療専門家チームを載せたチャーター機がベオグラードに到着した。セルビアに派遣された中国の感染対策医療専門家チームは広東省各病院の伝染病や呼吸・重症疾患などを専門とする６人で構成されている。セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領と政府高官らが空港で出迎えた。  

ヴチッチ大統領は挨拶で中国からの支援を高く評価し、中国の指導者、中国共産党と中国人民に感謝の意を表し、次のように述べた。「セルビアにとって、中国の専門家チームと医療物資は極めて重要で、命を救うことができるものだ。セルビアが最も困難な時に、中国は友情を示してくれた。この恩をセルビア国民は絶対に忘れることはなく、今後中国に恩返ししたいと願っている」  

近日、中国はフランス、ギリシア、韓国、フィリピンなど、多くの国にも医療支援を提供し、各国政府は中国側に感謝の意を表した。フランスのジャン＝イヴ・ル・ドリアン外相は、「中国の感染状況が徐々に抑制されている。中国が私たちに支援を提供するのは、国と国の間の団結と助け合いの模範だ」と述べた。 

「北京週報日本語版」2020年3月26日